先日、無料のジャズコンサートで一緒だったアルジェリア人の友達フェラとフェタが、アルジェリア料理をごちそうしてくれるとのこと。フェラのお宅にお邪魔して、お食事会に招かれてきました。
もちろん、いつも行動を共にする日本人の友達も一緒。
はじめに出てきたのは、アルジェリアン・スープ。
麦を砕いたもの、ミント、コリアンダー、百合根が入った、牛肉とトマトベースのスープ。
他にも何か入っていたかもしれないけど、私には判別不可能につきお許しを。
お皿についだあと、仕上げに生レモンをたっぷり。
熱い国の料理らしく、骨ごと煮込んだ栄養満点のスープをハーブとミントですっきりといただきます。
初めての味わいだったけど、とてもおいしかったです♪
フェラは「これは私が支度したんだよ。」と、ちょっと得意顔(笑)
続いて、ライスサラダと鶏の姿焼きポテト添え。
すごい。
鶏を丸ごとなんて、普段食べないのでそれだけでも感動。
切り分けてもらって、「手で食べた方がいいよ」と言われながらもがんばってナイフとフォークで食べていたのですが、あきらめて最後は手で食べました(笑)
サラダは、アルジェリア料理ではなく、フェタのオリジナル料理なのだそうです。
あらかじめご飯とミックスベジタブルが炒めてあって、それをレタスの器に盛りその上にトマトと卵を乗せる。それから、仕上げにオリジナルドレッシングをかけていただきます。
すごいなぁ。アイデアづくし。
ドレッシングがさっぱりとしていておいしかったし、自分でも簡単に作れるらしい。
一応聞いてきた材料はこれ↓
オイル、レモン、ガーリック、ブラックペッパー。そして、混ぜる。
量はお好み?適当なんかね?
今度作ってみようと思います。
アルジェリア人の2人はイスラム教。
イスラム教と聞くと、正直私は怖いイメージがありました。
でも、実際は全然ちがう。
2人はとても陽気でいつも冗談を交えて話をしていて、
フェラはよく私たちに「フェタの言うことを信用しちゃダメだ(笑)」と言う。
そしてとても真面目、人にやさしい。
ちょうど今は1ヶ月(8/22~9/21)のラマダンの時期らしく、日中は断食なのだそうです。
朝3時頃に起きて日が昇る前に朝ご飯を食べて、夜20時以降日が沈んでから夕ご飯をいただく。
今日は私たちも一緒に20時を待って、ご飯をいただきました。
意味としては、「世の中にはご飯を食べられない人もたくさんいる。だから、そういった人たちのまずしい気持ちを分かち合うんだ」と。
きっと、今の自分の環境に感謝をしましょう、ということでもあると思います。
そして、このラマダンの時期は禁欲の時期でもあるので、ご飯を食べたとしてもお腹いっぱいまでは食べないし、外出も控えて刺激はできるだけ少なく。甘すぎるお菓子も食べない。
そして、喧嘩も言い争いも控えて穏やかに良い行いをするようにして過ごすのだそうです。
初めて、本物のイスラム教徒の人から話が聞けて、本当に興味深かった。
アルジェリアの国のこと、宗教のこと、今まで知らなかったことをたくさん聞くことが出来ました。
感謝。
本当にこういう時間は、かけがえがなく、至極の時だと思う。
平和ってこういうことを言うんだなって、前も書いたけどでも本当にそう思う。
フェタも、そんなことをチラリと言っていた。
自分たちが仲良くすれば、国同士も仲良くなる。
あれ?過剰解釈?(笑)まぁ、良いのです。
今度は、私たちがフェラの家で日本のご飯をごちそうする番。
何を作ろうかな。
帰国まであと1ヶ月。
まだまだやることは尽きそうにありません。
ちなみに、アフタヌーンティーとアルジェリア料理を同じ日にいただいてます。
どうやらラマダンは、私たちには無縁のようです。。。。