えっと、まず状況説明から。
私は今、学校の寮に住んでいます。
フラットメイトは全員フランス人(!)で、私を含む計5人で住んでました。
(今は一人出たので、4人です。)
部屋は4部屋で、それぞれ、私、クレア(写真左から2人目)、ピアマリ(一番右)、ジュリーとウゴーのカップル(あとの2人)が住んでいるといった状況。
キッチンとバスルームとトイレが共同です。
台所や部屋を片付けるのは各々使った人、ということに暗黙のうちになっていて、
共同スペースのゴミは、誰かがまとめておいたら、誰かが下まで持って行っているという、
なんとも良いリレーションが繰り広げられています。
平日の朝など(急いでいて)誰かの食器がそのままのことがあっても、洗って水切りに伏せておくと、誰かが食器棚に片付けている、とか。
まぁ、そんな感じで、いい人が集まったなーといった感じです。
+ + + + +
さて先週の木曜、16日の話。
翌日に寮を出るジュリーの送別会がありました。
彼女から以前、「日本食の”やきとり”が大好きなんだ」という話を聞いていて、
さらにピアマリは学校で2年ぐらい日本について勉強していたとのこと。
(彼は「私は日本の学生です」とちゃんと日本語で書いていた。驚き!!)
じゃあ大丈夫かも、ということで、
日本を代表する家庭料理、肉じゃがを作ることにしました。
そして、日本食専門のスーパーで日本酒のミニボトル(吟醸)を購入。
肉もちょっと奮発して、すき焼き用(ちゃんとローマ字で書いてあった:笑)の
良い肉を購入。
パーティで「食べてみて」と、披露したところ、
思った以上に、好評!!
特に、ジュリーとピアマリはおいしいおいしいといって、
煮汁を最後まで残さずパンに付けて食べてくれていたし、
ジュリーは味付けを聞いてきてくれた。
日本酒も好評で、キツいキツいと言いながらみんなで回し飲み。
特にジュリーは気に入ってくれたみたい。
ホッと一安心です・・・。
もう一品ぐらい作っても良かったかな~。
最後はウォッカのオレンジジュース割りをみんなで飲んで、
(フランスの若い子はよくこれを飲むんだって)
ジュリーなんて最後は英語がしゃべれなくなっちゃって、
そんなこんなで大盛りあがりのうちに終了。
みんな何かと込み入った話しはやっぱりフランス語で話すんだけど、
それも、ピアマリがぜんぶ英語に訳すという大役を買ってでてくれて、
私は話しについていけたわけです。
(しかも、みんなピアマリが訳している間は待ってくれているという・・・笑)
ピアマリに感謝。
終わり際、ジュリーとウゴーが先に部屋に戻り、
残った3人で何となく片付けをしていると、
クレアが、
「私も彼氏もお互いに目標があって、やりたいことがあって、忙しいからって、あまり会うことも電話もできないんだよね。これじゃあ友達なのか恋人なのかわからない。」
と、ピアマリに相談していた。
うーん。そかー。
それは難しい問題やねー・・・ということで、
私はさりげなく片付けに集中して席を立つ。
話しがひとしきり終わって、クレアが部屋に戻ったあと、
ピアマリが「ごめんね、訳せなくて。ちょっと込み入った話しだったから」と。
あなたはなんていい子なんだ~~~~~!!!
そして、ピアマリも、気になる子がいるとき、
恋人と友達の境界線でよく悩むと言っていた。
世界共通の悩みなんだな、と実感。