アルルに行って来ました。
写真フェスティバル。
ステキでしたー・・・・。
アルルとは南仏の小さな街で、アビニオンのすぐそばのほぼフランスの真南に位置しています。
アルルとアビニオンは列車で一駅です。
本当はアルルに泊まりたかったんだけど、
ホテルがもう高いところしか無くて、それならとアビニオンのホテルを選びました。
(が、これが正解だったわけです)
アビニオンとかアルルは、プロバンス地方としては有名な街で、多くの観光客が訪れていますが、まだまだ英語はほぼ通じません。
通じるお店はわずかだし、レストランも英語メニューが置いてないところがほとんどみたいです。
それでも、英語の案内版が無い訳ではないので、
なんとかバスに乗り、ご飯を食べ、観光ができるといった感じです(笑)
今回参ったのが、目的だったイベント。
チケットの案内版がフランス語!!!
読めんし!!
持って行っていた電子辞書を活用して、解読。
「なるほど、これが期間中のパスで、これが1DAYパス・・・」ということで、
26ユーロで1DAYパスを購入。
フェス自体のシステムを理解するのも大変だったし、
チケットのシステムも、イベントのシステムも、いろいろとあれーあれーと迷っているうちに、あっという間に時間が過ぎました。
ふうー。
私の行った、国際写真フェスティバルは、街全体で取り組んでいるお祭りらしく、街の教会やシアター、普段は観光用に解放しているような修道院など、既にある施設に有名な写真家の人の作品を展示しています。
このフェスは、9月ぐらいまで行われているながーいお祭り。
セレモニーとか、夜のイベントとかは、オープニングとクロージングとあと途中であったりなかったり。
イベントに参加したい場合は、これを事前に調べておかないといけません。
展示自体はずーっと朝9時~19時まで解放している感じ。
期間中のチケットや1DAYパスを購入すると、好きなところへ入れます。
ちょっと寝坊した私がアルルへ着いたのは、12時半頃。
そこから19時までの間に、フリーの展示も含めて、約11カ所回れました。
街自体が1日で歩いて観光できるほどの大きさなので、
展示箇所はとてもたくさんあっても、けっこうすぐに歩いて回れます。
私が見た中で、特に気になったのは、
「Willy Ronis」氏と
「DUANE MICHALS」氏
かっこ良かったです。
写真の佇まいが他の方と全く違うように感じられます。
「DUANE MICHALS」氏は一枚一枚の写真もステキだけど、それらをつなげて一つのストーリーを作っています。
それがまたかわいくて。
男の人が女の人にちょっとした手品を見せてあげる話とか、
おじいちゃんが亡くなって天国へ飛び立つ話とか、
シリアスではなくて、微笑ましいトーンで仕上がっているところがまたステキ。
彼は、アンディー・ウォーホールとも交流があったらしく、一緒に写った写真やアンディー・ウォーホールの若い頃の写真なども展示してありました。
才能のある人同士のつながりなんて、ほんとうらやましい。
一つ驚いたのは、ほとんどの写真がモノクロだったこと。
そして、モノクロだから表現できるであろう陰影がとても美しかったこと。
うーん。。。。。
どうやったらあんな写真が撮れるんだろう・・・。
がんばって行った甲斐があったのではと、自分で満足しております。